【春婚】桜の結婚式で叶う想い~装花編~

【春婚】桜の結婚式で叶う想い~装花編~

皆様、こんにちは。

萬屋本店で装花を担当しておりますhanahiroの小泉です。

 

萬屋本店ではこの12月に入ってから

春のご結婚式をご希望のお問合せが増えてます。

そこで今日はこの時期限定の『桜』についてお伝えしたいと思います。

 

桜は日本を代表する誰もが知っているお花の一つです。

入学式や人生の門出には欠かせないもの。

桜は私たちの人生の中で最も身近なお花の一つではないでしょうか。

近年はお花見だけではなくお料理やスウィーツ、お酒などにも「桜味」が沢山あります。

 

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この桜を会場装飾として飾る事は、とても贅沢で

ご招待されたゲスト誰もが心の記憶に残る日本らしい装飾ではないのでしょうか。

ゲストへのおもてなしとして、会場装花は披露宴でとても大切な演出の一つです。

ある披露宴送賓時、卓上の桜をお包みしてお配りしていた所、

「台湾在住で今日の披露宴の為に一時帰国していまして、やはり日本の桜が一番きれいです。

まだ二月なのにこんなにきれいな桜の会場でお花見をしながら披露宴に出席しているようでした。

ホテルで待っている娘に日本の見せてあげたいのでぜひ持ち帰りたい」

とお声掛けしていただいたゲストがいました。

それほど日本の桜はきれいなお花なのです。

 

一般的には「ソメイヨシノ」、「彼岸桜」などが有名ですが、

会場装花には「啓翁桜」と言う品種をよく活けます。

 

啓翁桜とは?

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切り花として一般的に出荷され、淡い桜色で花付きがよく装飾に良く使われます。

主に山形県産が多く、「え!山形で2月に桜?」と思うでしょうが、

12月に枝を切り寒さに当て、出荷時期にあわせて温室に入れて芽吹かせます。

いい花を咲かせる温度と言うのがあり、ただ温度を上げれば良いというものではありません。

十分寒さにあて、春が来たと思わせるように、より自然に近い状態を再現します。

ここまでの作業を生産者様が大切にされ、花市場に出荷されます。

まだ硬いつぼみで桜色も出ていない状態です。

 

ここからが私たちお花屋さんの腕の見せ所です。

今までの経験と勘と頼りに披露宴当日、

開始時刻に合わせて満開になる様に調整して行きます。

まずはつぼみの状態をチェックして水を揚げます。

枝は切っただけではお水を吸わないので枝の下を割ります。

大きな枝の場合にはのこぎりで切ったり鉈で割ったり削ったりします。

そうする事により、お水を吸った桜は開花に向けて頑張りますが、

暖房で温かくするだけでは乾燥してしまいきれいに開花しません。

こまめに霧吹きをかけそれでも咲かない時は

枝ごとセロファンで包みお湯を入れたりさらに温かくします。

そしてきれいに開花した枝を花器とのバランス、

空間とのバランスを見てアレンジして行きます。

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桜全般の花言葉は、「優美な女性」

披露宴当日、最も美しく主役になる花嫁様にぴったりなお言葉です。

 

私がいつも思う事は「お花を豪華にきれいに見せる」ではなく、

「お二人が最もきれいに見える様にするためのお花の演出」をご提案しております。

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もちろん華やかさも大切にし、衣裳とのバランスをもっとも一番に、

お二人のテーマに合わせた花材選びと季節感を考え、

テーブルクロスとのバランスも大切にします。

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大切な一生に一度の結婚式。

桜を使った会場装花で毎年桜が咲く頃、披露宴を思い出してもらえたらと思います。

早春限定の桜の会場装飾をぜひご体験下さい。


12月バナー

12月25日(日) 1部 9:00~ / 2部 12:30~
【限定開催】模擬挙式&全館貸切ブライダルフェア
萬屋本店を全館貸切にしたビックフェア。
和装人前式の祝言(しゅうげん)の模擬挙式の他、全館を本番の披露宴さながらにコーディネート。
こだわり衣装の展示など、絶対おすすめしたいブライダルフェアです。

 

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