結婚をするということが、両親が今日まで育ててくれ、多くの方々と出会い、その支えがあったからと考えるおふたり。
年の始まりの1月1日を入籍日としたのは、そんな方々への感謝を持って一年をスタートしたいと願いが込められている。
遠方からきてくれる親族や友人に感謝を伝え、このような会を開催できるということで、少しでも両親に恩返しができる一日へ。

仕度を整えた花嫁衣装に身を包んだ娘の姿を一目見ただけで、涙がこみ上げてくる。「きれいだよ。幸せになってね。」
紅差しの儀は、娘にせがまれ、鏡台の前で小さな口に口紅を塗ってあげたことを思い出す。娘の幼い日の事が甦る時間に。

長谷の街界隈を人力車で花嫁道中。
鎌倉が一年で一番賑やかになる6月の紫陽花の季節。
ふたりがお互いの自然な姿を知り、正式なお付き合いのきっかけとなった時期にちなんで。
鎌倉に訪れたたくさんの観光客の方々から、「おめでとうございます!」「綺麗ですね!」などと声がかけられ、
おふたりとも恥ずかしそうに「ありがとうございます」と答えていました。
これから始まる祝宴への緊張と喜びで胸が膨らむ幸せな時間に。

けじめを大切にしたいと願うおふたりが選んだ挙式は日本古来からの祝言。
新郎家と新婦家がしっかりと結ばれる式に。
お母様のはこせこの儀で仕度を整え、手を引かれて憲明さんのもとへ。
凛とした強さと温かさを感じる誓いの言葉が、ゲストの皆様の心に響きました。

憲明さんの地元である鹿児島の焼酎を振る舞い、憲明さん自ら友人と郷土民謡「おはら節」を披露。
憲明さん側、茜さん側のゲスト皆が大いに飲んで語らい、席を行き来するなど全員で盛り上がりました。
茜さんへサプライズで行った誕生日祝いも、心温まる時間に。
人と人とのつながりを大切にする祝宴の原点。

紫陽花を中心に茜さんの好きな色を念入りに打合せ。薄紫、桃色、白に緑と、淡く優しい色合いでスタイリング。
ウエルカムボードやお待合室には、さりげない山野草や花を飾り、ゲストの皆様へより心地よい空間を考えて。

時代を刻んだ萬屋本店の建物の中、着物を羽織った姿を想像すると心が弾みました。と話をしていたおふたり。
「自分の「好き」を第一に、桃色の地に薄紫、朱色の入った色打掛を選びました。
角隠しをあてた瞬間、感情がこみ上げてきました。」と話す茜さん。
紋付袴を羽織った瞬間、試着時には感じなかった身の引き締まる思いがした。と憲明さん。
花婿花嫁となられたおふたりはとても美しく大正浪漫を感じる姿に。

感動したこと...
披露宴での新婦退場ではサプライズで幼馴染に連れ添ってもらいましたが、
その二人が思いがけず涙していたので、笑顔で退場のはずがもらい泣き。
新郎の再入場では友人4人と故郷の「おはら節」を踊りながら、にぎやかに登場しました。
新郎側のゲストはもちろん、新婦側も手を振り上げ、手拍子で参加してくれ、一番の盛り上がりになりました。
自分たちが想像していた以上の展開や、思いがけないゲストの皆さんの表情に、胸が熱くなりました。

印象に残っているシーン...
挙式が始まる前に、人力車で長谷界隈を花嫁道中させていただきました。
晴れ姿で人力車に乗るときには、ゲストのみなさんに囲まれ祝福を受け、たいへん華やかな出発となりました。
紫陽花の季節だったので、沿道の方にも拍手をいただいたり、写真を撮られたりと、
鎌倉ならではの良い思い出となりました。
また、支度のあっという間の時間と緊張感から抜け出て、二人だけの時間を持てたことでリラックスでき、
気持ちを整えて挙式に臨むことができました。

萬屋本店へのメッセージ....
私たちが萬屋本店に見学に行ったのは、まだオープン前で建物ができていない段階でした。
それでも萬屋本店で結婚式をしたいと決断できたのは、準備室で出会ったプランナー、シェフ、代表の方の「熱量」でした。
この方々に人生の節目の日をお任せしたい。その想いに間違いはなく、
その後お会いしたパートナーさんも、私たちの想いを丁寧に汲んでくださり、信頼できる方々ばかりでした。
準備は大変でしたが、幸せを噛みしめながら進めることができたのは、萬屋本店だったからこそです。
お一人お一人とのご縁が私たちの大切な思い出となりました。

結婚式当日、おふたりが萬屋本店に到着された所から撮影を始めさせていただきました。
お支度を整えられた茜さんに初めてお会いした時、柔らかな雰囲気に淡い桃色の色内掛けが本当に似合っていたのがとても印象に残っています。

人力車の出発のシーンでは、まるで大正時代にタイムスリップしたような風情を感じました。
居合わせたご親族の方々も「これはすごい!」と喜んでカメラを向けていました。

当初写真が苦手というお話でしたが、ゲストの方々とお話しているおふたりに笑顔があふれていました。
ゲストの皆様も心からおふたりを祝福しているのが伝わってくる和やかで心あたたまる空間を感じました。
その空気感をまるごと残したいという思いでシャッターをきっていました。

おふたりがアルバムに選ばれたMy WeddingBookには、結婚式への幸せな思いがたくさん綴られていて、
アルバム制作を携わらせて頂き、また幸せな気持ちを頂けたことに感謝の気持ちです。
これからも末永く、アルバムを開くたびに当日の気持ちを思い出して頂ければ嬉しく思います。

担当コンシェルジェ

「けじめと感謝を大切にしたい」という想いのおふたりでしたので、披露宴前半は、挙式の厳かさと和の趣を感じる時間に。再入場後では、「おはら節」をされるなどお祭りのように楽しく和やかな時間になるよう、皆様へのお声掛けの仕方や、料理の間などを意識しました。

「鹿児島の芋焼酎文化を知って欲しい」とおふたりのご希望で芋焼酎の「小鹿」をご用意させて頂きました。普段焼酎を召し上がらない方々にも、ご新郎様の出身地鹿児島で親しまれている焼酎です。よろしけば一口でもとお勧めし、皆様にも楽しんでいただけました。「芋焼酎をはじめて飲んだけど、好きになりました」とそんな嬉しいお言葉も。

お見送りの際にも、「こんな素敵なところにこれてよかった。」とおふたりが鎌倉と萬屋本店を選び、準備されたことが皆様に伝わる結婚式であったように感じ、お手伝いが出来たことに心から感謝の気持ちです。