「萬屋本店のイメージは?」の質問に「住みたいくらい大好きです」と答えてくれた久嚴さんと百合さん。
お付き合いをされて10年。海外や国内と多くの場所へ旅行をするのが趣味であった二人。
「結婚式をしよう」と考えたとき、「鎌倉」という場所が一番最初に浮かんだという。
ご親族やゲストの皆様には「小旅行に来たようなワクワクとリラックスして披露宴を楽しんで欲しい。
そして、建築関係の仕事に家族で携わるからこそ、この萬屋本店を我が家のように想い、
その場所でみんなを迎え、意味のある一日を過ごしたい。」と願った結婚式当日は、
百合さんが以前、親御様と一緒に旅行で訪れた思い出の神社である鶴岡八幡宮でのお式に始まり笑顔溢れる和やかな祝宴となった。

暖簾をくぐったとき、築90年を超える建物が醸し出す大正浪漫の雰囲気に魅了された。
「この一目惚れした空間に大切なゲストを招き、もてなしをしたい。
そして萬屋本店の伝統工法で建築された建物の細部に至るまでを余すことなく満喫してほしい。」と考えられた二人。
結婚式の挙式日をゆったりと自由に過ごせる平日に決め、百合さんのご親族が北海道からお越し頂くのに無理のない時間に設定。

二人が惚れ込んだ土間の空間を受付とし、待合室へ続く階段のフォトフレームには久嚴さんと百合さんの写真を。ウェルカムボードは全部で8種類。
それぞれの設置場所やお花のイメージや細部まで一つ一つ丁寧にこだわり尽くし、一軒家の我が家へゲストを招き、寛げる空間に。

久嚴さん百合さんの大好きは場所である鎌倉。前撮りは、鎌倉が一番華やぐ紫陽花の季節に。
撮影当日、長谷の沿道から「おめでとう!」の声をたくさんかけてもらい、あたたかい人々に更に二人の大好きな街になったという。
打合せの度に長谷の街を歩き様々な場所を巡り、鎌倉の紹介を二人自ら行ったオープニング映像には、
前撮りで撮影した二人のたくさんの笑顔とパーティーをこんな風に楽しんで欲しい。というメッセージを込めた映像として紹介。

当初、花嫁からの手紙はやらない。と決めていたものの、ご準備が進む中、
人生の節目として百合さんのご両親への想いをちゃんと伝えようと、入場前に司会者から朗読するスタイルに変更。
一人娘で大切に育ててもらった感謝の想いは、二人の祝いに集まるゲストの心にしっかりと届けられた。
そうして、色艶やかな色打掛と番傘をさし、豪華絢爛に入場する姿は、 楽しむことが大好きな久嚴さんと百合さんらしい
「あっと驚かせたい!楽しんで欲しい!」という願いが叶うサプライズ感ある華やかな入場となった。

夕暮れ時、百合さんが一目惚れして決めたシルバーとゴールドの風合いが美しいドレスで再入場。
「美味しいお料理でもてなしたい」という二人らしく、お料理には鎌倉らしい食材であるしらすと、
百合さん出身の北海道産のじゃがいもを取り入れたお料理を。
大切な方々と祝杯を酌み交わせるよう、歓談を多くとった時間組みは、
二人が披露宴会場を出て結乃日で友人と写真を楽しんだりと、笑顔があふれる時間となった。

厳粛な神前式には、お肌の色が白く美しい百合さんにこそ似合うこふきの上品な白無垢。
披露宴で着た印象的な色打掛は「まだ残暑がある中、お越しいただくゲストのために爽やかで
見て楽しんで頂ける打掛にしたい」という想いがあり、打掛の中でもめずらしい色味をセレクト。
友禅特有の色艶やかさと、華やかに魅せるため金の箔と艶やかな本漆を施すことで、より一層華やかな打掛に。
ウエディングドレスは、大胆なジャガードオーガンジーに、シルバーとゴールドを組み合わせたもの。
デザイナーはケビン・マスカット。彼が作るドレスはダンサーの衣装を参考に、動きやすさや着心地の良さを追求。
ミニマルでありながらも絶妙なフェミニンさを演出した印象的なドレスに仕上がっています。
ブーケはボルドーのグラデーションでシンプルに仕上げたものをセレクト。
こだわった会場装飾は、アンティーク調の色味と艶やかさを感じるベージュ~ボルドーの
グラデーションの中に、色打掛のブルー系をほんのりのせた秋色に。

結婚式をきっかけに、人生の節目と向き合うことを知った二人。
写真に刻まれた一つ一つのシーンは、人生の節目をいつまでも色褪せないものにしたいと願って。

感動したこと...
鶴岡八幡宮舞殿での挙式。たくさんの友人や沿道の観光客の方々からお祝いの言葉をかけていただいたことにまず感動しました。
前日まで生憎のお天気とのこと…。ところがなんと当日は奇跡的に天気が回復!
晴れ間も見える穏やかな気候の中、大勢の方に見守られ予定どおり挙式を行う事ができ、とても幸せでした。
両親だけでなく親族や友人たちも大変喜んでくれました。

印象に残っているシーン...
披露宴終了後、ゲストお見送りまでのわずかな時間にスタッフ全員が集まり、私たちを祝福して下さった時のこと。
全く予想外の出来事への驚きと嬉しさが込み上げ、思わず言葉につまってしまいました。
もう一点、長谷の町での前撮り撮影も。紫陽花が綺麗な季節で町が賑わう中、長谷の交差点で信号待ちをしていると、
大勢の方から一斉に大きな拍手とお祝いの言葉をいただきました。中には車の窓を開けて声をかけてくれる方まで。
鎌倉の人の温かさに感動!少し照れましたが、素敵なシーンを撮影して貰えた事は一生の思い出です。

萬屋本店へのメッセージ....
萬屋本店の鎌倉らしい温もりある建物とおもてなしの心を持った熱いスタッフの方々に魅了され、
期待に心踊らされた最初の日の事を今でも覚えています。
結婚式当日はゲストの笑顔が溢れ、私達も最初から最後まで緊張せずリラックスして過ごせたのも、
いつも家族のように寄り添って下さる皆様のおかげだと感謝しております。
久しぶりに訪れた際には「おかえりなさい」と迎えてくれる萬屋本店は、私達にとって故郷の様な大切な場所です。
わがままにとことん付き合って下さった皆様、大好きな鎌倉で特別な日を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。
また暖簾をくぐりに行かせて下さい。

木林様とのお打合せで感じたお人柄は、
久嚴さんは男っぽい方ですが笑顔が人懐こく、きっと多くの方にかわいがられているんだろうと思われる方。
そして百合さんはとても美しく利発な方。とてもお気遣いが出来るお二人。
明るく、愉しい披露宴にしたい!という思いが強く、またゲストへの感謝の気持ちを
直接伝えたいというお気持ちから、歓談のお時間を重視。
お二人の想いを実現するべく、当日はなるべく自由な時間をたっぷり作ったのを覚えています。
涙よりも、圧倒的な笑顔が印象的だったお二人のご披露宴。
私の司会スタイルも、その笑顔に引っ張られるように、朗らかにスマートに・・・と、進めてまいりました。
お忙しいご準備の中で、ゲストだけではなく、私たちスタッフにもハートフルなプレゼントをくださった
お二人のことを、きっと出会ったすべての方が愛してやまないのだろうと思う方々でした。

担当コンシェルジェ

気遣い屋さんで大切なご家族やゲストの皆様・スタッフにまでも気を遣ってくださる百合さん。
こだわりが強く、百合さんをとてもとても大切に考えてくださる木林さん。
東京と北海道という育った環境の違いや、それぞれの場所から来られる皆様にどうやっておもてなしをし、感謝を伝えるか。「明るく、堅苦しくなく、ゆるい感じ」というスタイルをご希望のお二人に、あくまでも披露宴前半は節目と感謝を笑顔でしっかりと表現し伝える事。後半は、大人の抜け感があり、かつ品のあるパーティーとなるようご提案をさせて頂きました。そして、何よりお二人が大好きと言って下さる、この萬屋本店を、お越し頂く皆様に余すことなく贅沢にお使い頂くにはどうしたらよいか。という事を毎回のお打合せでご相談し、ご提案をさせて頂きました。

披露宴当日は、ゲストの皆様が満面の笑顔で披露宴と萬屋本店という場所を楽しんで下さり、そんな皆様の笑顔を見て、お二人が更に笑顔となっている姿がとても印象的でした。
木林さん、百合さんの「人生の節目の日」をお手伝いさせて頂けたこと。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。